2025年8月6日
クロスフォリオ様が運営するSNSのXissmieにて開催された「Xissmie公式月額プラン・サムネイルコンテスト」にて私の作品をXissmieサポータープランのサムネイルとしてご選出いただきました。
貴重な機会にお選びいただき光栄です。本当にありがとうございます。


さて、今回はこのイラストの制作意図などについて備忘録を残しておこうと思いますので解説していきます。
ご興味があればお付き合いください。
なお本記事・サイトはクロスフォリオ様ならびにXissmie運営様とは関係のない非公式のものですので、本件に関するお問い合わせは当サイトのお問い合わせフォームよりお願いいたします。
1.アイデア出しについて
制作するにあたってまずこのような目標を立てました。
・ぐっと目を引く絵作り
・一目でXissmieを想起できるデザイン、カラーリング
・Xissmieをよく利用する人ほどオッこれは…となる仕掛け
一つ一つ解説していきます。
・ぐっと目を引く絵作り
もうあけすけに言いますが(笑)、今回はコンテストなので審査の際にまず審査員の方に目を留めていただきたいというのがありました。
そのためダイナミックな構図にしたく、アオリまたはフカンを利用した絵作りというのは頭のなかにあり、また画面全体がきちんと絵作りに利用されている、色彩のコントラストが強い、などの要素は取り入れようと思っていました。
色彩については、後ほども解説しますが、ほかの作品において、キスミーやクロスフォリオのイメージカラーとして「白」「ピンク」「水色」が多用されるだろうという予想を立て、「黒」を取り入れて差別化を図ることにしました。なぜ黒かは後ほど。
・一目でXissmieを想起できる絵作り
プランのサムネイルになるのでXissmieの顔になるような絵を強く意識しました。先ほども触れましたが、想起を促すことにおいて、カラーリングを合わせるというのは一番重要であると考え、テーマカラーを「ピンク」「白」「黒」を基調とし、アクセントに「水色」を差し込むことにしました。それぞれを選んだ理由を解説していきます。
まず「ピンク」はXissmieのロゴを一目みてわかる通り、Xissmieのイメージカラーの一つとなっていると思います。
「白」はライトモードの際のロゴマークの背景色です。Xissmie内のXissmie公式アカウントのアイコン画像を見ても「ピンク色のロゴに白の背景色」になっているので、公式的なイメージカラーはこの2色であると考えました。
で、「黒」がどこから出てきたかといいますと、Xissmieのロゴは透過画像が当てられた箇所がいくつかあり、例えばXissmieをホーム画面のアプリ化した際に、本体設定がダークモードだと「ピンク色のロゴに黒の背景色」になるのです。普段ダークモードで利用されている方はこちらが馴染みがあるのではないでしょうか。かくいう私も普段はダークモードで利用しているので、どちらかというとこのイメージが強かったのです。

ということで「白」「ピンク」「黒」を基調とすることにしました。「水色」は運営元であるクロスフォリオ様のロゴのカラーリングから。
そのほか、私の得意分野は「モチーフを落とし込んだキャラクターデザイン」だと思っておりますので、今回においても「Xissmieらしさを感じるキャラクターデザイン」をすることをはじめに決定しました。「Xissmieを想起するモチーフ」として「X」「ハート」「キス」などがあり、私がサーバー内で過ごす中で「新しいSNSでありながら、どこか懐かしい昔のインターネットのような雰囲気」を感じていましたので、「レトロフューチャー」を軸にモチーフを落とし込んでキャラクターデザインをすることにしました。
・Xissmieをよく利用する人ほどオッこれは…となる仕掛け
これは遊び要素です。「Xissmie要素を何個見つけられるかな?」みたいなことができると利用者の方に喜んでいただけるかなと思ったので、いろいろ散りばめたいと思いました。「レトロなPCのモニタにXissmieらしいものが映っている」とか「あそこにもそこにもXissmieのロゴマークがある」などができるとおもしろいなと思いました。
2.キャラクターデザインについて

イメージは「Xissmieの管理人、オペレーター。サイバー世界の存在」です。
くるんとしたハーフツインと、おろした髪は外はねをさせることで、「X」っぽいフォルムにしました。ハーフツインの根本のヘアアクセサリーで、角ばったハートを意識し、キャラクターを正面から見たときにXissmieのロゴを想起させるように。衣装は1970年の大阪万博のコンパニオンの制服などを参考にして、白を基調に清潔感がありつつ「レトロフューチャー」なイメージに。胸元をXissmieのロゴマークの形で開け、内側を黒いメッシュにしてライトモードとダークモードを表現しています。イヤリング(ピアスでも)の留め部分に青を差し込んでクロスフォリオに繋げつつ、Xissmieのロゴをぶら下げてわかりやすくXissmieをアピールしています。顔にI♡Xissmieのペイントをしていますが、この文言はXissmie(というかMisskey)の実績機能にある「I♡Misskey」を文字っています。
3.完成した作品について




「暗い空間の中にレトロなPCが数台並んでいて、そのモニタは強い光を放ちながらそれぞれ何かが映っている。真ん中でキャラクターがPCの上に座っており、こちらを見下ろしながら投げキスをしている。」という図になりました。
暗い空間にしたのにはいろいろな理由がありますが、一番は日夜問わずTLに動きがあることから「不夜城」のイメージです。投げキスはXissmieというサーバー名のとおりキスのイメージがあったことから。(コンテストの規約上NSFWな作品はNGだったのでこれが一番マイルドだろうという判断もあります)
また、右側のPCのモニタにはXissmieのLTLの画面が映っています(ざっくりとした模写です)。光で白とびしている上半分くらいしか映っていないのでわかりにくいですが…。よく見るとマウスポインタがセンシティブフラグが設定された画像の上に置いてあります。
キャラクターが座っているPCの画面にはXissmieの大本であるクロスフォリオ様のトップ画面が映っています(これも模写です)。余談ですが、イラストソフトの画面にするかも考えたのですが、そうすると私がXissmieに感じている良さである「絵、漫画、小説など、ジャンルを問わず多様なクリエイターが集まるSNS」というイメージから絞られてしまうなと思ったのもあり、クロスフォリオ様のトップ画面にしました。
長い長い記事になってしまいましたがいかがでしょうか。
個人的に絵としても遊びとしても良い作品に仕上げることができたと思います。かなりこだわりを持って制作したため、今回ご選出いただけて身に余る思いです。ありがとうございます。ほかの方の作品もとても素敵ですので、まだご覧になっていない方はぜひ。
今回の受賞品として1年間の150GBプランの付与をいただきましたので、これからもXissmieでもたくさん活動していくつもりです。同サーバーに所属のみなさまにおかれましては今後ともお付き合いいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
ここまでご拝読いただきありがとうございました。